上場株式を相続した時の財産評価はどのように評価するのか?

株式には、上場株式・気配相場のある株式・取引相場のない株式の3種類があって、その中の上場株式というのは、金融商品取引所に上場されている株式のことです。
上場株式は、土・日・祝日・年末年始を除く毎日、午前9時〜午前11時30分の前場と午後0時30分〜午後3時までの後場で売買が実施されているので、その時間内では常に株価が変動することになります。

このように株価が変動するといった性質のある上場株式を相続した場合には、財産評価額はどのように評価されるのか疑問になります。
それは、相続財産評価については原則として、被相続人が死亡した相続開始日時点の時価となっているからです。
この定められた原則に従って考えると、相続開始時となる被相続人が死亡した日の終値が財産評価額となりますが、株価は世界情勢や社会情勢など様々な要因で乱高下する可能性があります。
そうした背景があることから、上場株式を相続した時に採用する時価については、相続開始日の最終価格を含めた4つの価額の中で最も低い価額を財産評価額にするというルールが決められています。

その4つの価額とは、相続開始日の最終価格・相続開始月の毎日の最終価格の平均額・相続開始月の前月の毎日の最終価格の平均額・相続開始月の先々月の毎日の最終価格の平均額です。
ちなみに、複数の銘柄を所有している場合については、その1つ1つについて株価を見て行く必要があります。
上場株式の財産評価額を調べるためには、証券取引所の月間相場表で確認することができますし、取引していた証券会社で残高証明書を発行してもらうことで分かります。

ただし、残高証明書の発行の方法などに関しては、証券会社で異なるので事前に相談と確認をしておくと良いです。
また紙の株券が発見された場合は、証券会社に口座を移管する必要があって、そうしないと売買ができませんし、その時には相続関係を証明する戸籍謄本・印鑑証明書・遺産分割協議書などの書類が必要になります。