相続財産となる土地の財産評価方法は?

相続財産は、原則として被相続人が死亡した日の時価で財産評価されることになっていますが、土地など不動産については国税庁の財産評価基準通達により細かく規定されています。
では土地の財産評価方法には、どのようなものがあるのかというと、路線価方式と倍率方式の2種類があるのです。

路線価方式は、路線価が定められている市街地にある土地の財産評価に用いられる方式で、対象となる土地に付けられた路線価を基準に評価額を計算します。
その際に用いられる路線価図は税務署に備え付けられていて、誰でも閲覧することが可能になっています。
また路線価は数字で示されているのですが、その後ろにアルファベットが表示されていることもあって、それは借地権割合を表す記号で貸借している土地の財産評価に使用します。
それから宅地は必ずしも画一的なものだけではないので、立地や形状に合わせて様々な補正が定められていて、それにより実際の価値に近い評価額を割り出します。

ただ路線価図を調べてみたら路線価が書かれていないという場合があって、このように路線価が定められていない地域の土地については倍率方式を使います。
この倍率方式というのは、土地の固定資産税評価額に定められている倍率をかけて財産評価額を算出します。
この時に用いられる倍率については、税務署や国税庁のホームページで倍率表として提示されているので閲覧できます。

ただ、本当の意味からいうと時価は実際に売買契約が成立する金額ですが、売り手と買い手のバランスで変化する取引金額については、相続税を計算する時に採用される時価とは呼ばないのです。
しかし、土地の時価には相続税評価額・固定資産税評価額・実際の時価という3種類が存在していて、高いものと安いものが存在します。
一番高いのは実際の時価でこれを100とすれば、二番目に高い相続税評価額は80で、最も低くなるのは固定資産税評価額で70となります。
このような違いが生じることも知っておくと役立ちます。